【バレエ物語】カルメンの見どころとあらすじ





バレエ カルメンについて

「カルメン」はもともと、オペラのために作られた作品で、その後バレエ作品として作られました。そのため、盛り上がりのあるドラマチックな音楽が特徴で、オペラやバレエだけではなく、フィギュアスケートファンにとっても馴染み深い作品となっています。

フィギュアスケートでは、2002年のソルトレイクオリンピックでプルシェンコ選手が銀メダルに輝いた際、フリースケーティングで使用されていました。日本では、安藤美姫選手や無良崇人選手、本郷理華選手など様々な選手がカルメンの曲を使用し、演じてこられました。

バレエのカルメンも、大変人気の高い作品で、数多くのバレエ団で公演が行われています。中でも、Kバレエカンパニーの熊川哲也さんが振り付け・演出されたカルメンは、世界でも高い評価を得ています。

バレエ「カルメン」の原作と作曲家や振付師について

「カルメン」は、ボリショイ・バレエで1967年に初演された作品です。もともとオペラ作品でしたが、原作はフランスの作家プロスペル・メリメが書いた小説「カルメン」です。情熱的な女性のカルメンに振り回される山賊が主人公で、犯罪に荷担してしまい、死罪になるというストーリー。

ボリショイ・バレエ団の初演では、20世紀最高のバレリーナと称されたマイヤ・プリセツカヤが主となり、キューバのバレエダンサーアルベルト・アロンソが振り付けを行いました。ジョルジュ・ビゼーがオペラの原型を形作った音楽に、プリセツカヤの夫であるロディオン・シチェドリンがバレエ作品の編曲を行いました。

バレエ「カルメン」のあらすじ

第一幕

舞台はセビリアのタバコ工場から始まります。ある日の昼下がり、工場で働く女たちが昼休憩に広場に集まり待っています。突然、女たちの叫び声がし、騒ぎが始まります。騒ぎの中心は、主人公であるジプシーの女カルメン。他の女工と激しい喧嘩を始めました。

上官スニガに喧嘩の真相を取り調べれれるカルメンですが、口を割りません。その結果、カルメンは牢屋へと送られることになってしまいます。しかし、カルメンの護送を担当するはずの伍長ドン・ホセは美しいカルメンにすっかり魅了され、彼女を逃します。パスティアの酒場で再会する事を約束し、カルメンは姿を消します。

第二幕

舞台は踊り子が舞う酒場へと変わります。カルメンを追ってきたホセは居酒屋へと入ります。ホセとの再会に喜ぶカルメンは、力の限り歌い踊ります。そのカルメンの姿にますます虜になってしまうホセ。ホセはカルメンに愛を告げます。

ホセにはミカエラという婚約者が居ましたが、すっかりける面に心を奪われたホセは、婚約者を振り切りカルメンの元へと通い続けます。そんな時、上官スニガと喧嘩をしたホセの元にカルメンの仲間である盗賊がやってきて、ホセに仕事を持ちかけます。その内容を聞いたホセはためらいますが、カルメンからの「自分への愛情の証を見せて欲しい」という願いを聞き入れ、ホセは密輸団の一員となります。しかし、この時にはもうカルメンの心は、闘牛士エスカミーリョへと移っていました。




第三幕

また舞台は変わり、ジプシーの女たちがカードで占いをしています。カルメンが占いをすると、死を予言する不吉な結果がでて衝撃を受けます。

密輸団の一員となったホセが密輸の見張り番をしているところに、婚約者のミカエラがやって来て彼の説得を始めます。懸命に思いなおすように伝えるミカエラですが、ホセはミカエラを無視し続けます。なんとかしてカルメンの心をつなぎとめたいホセでしたが、その想いは届かず、カルメンの心は完全に離れてしまいました。婚約者ミカエラがホセの母親が危篤である事を伝えると、ホセも諦め山を降りる決意をします。

第四幕

闘牛場の前では、人々が闘牛士を待ち構え、カルメンとその恋人エスカミーリョが現れます。エスカミーリョと人々が闘牛場へと入っていくと、その場からは人気がなくなり、カルメンは一人になります。そんなカルメンの前に、突如ドン・ホセが姿を現します。改めてみる美しいカルメンに、ホセは復縁を迫りますが、カルメンからはかたくなに拒まれます。「復縁しなければ殺す」と脅すホセですが、それでも心を動かさないカルメンは、ホセからもらった指輪を投げつけます。嫉妬に狂うホセは、持っていた短刀でカルメンを刺し殺してしまいます。ホセの腕の中へと倒れこむカルメン。闘牛場での勝利の歓喜の声が湧きおこり、幕を閉じます。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする